酒場のオヤジのレッスン

何度か対戦してみて、基本は完全に理解できた、って顔をしてるな。大したもんだ!だがな、どんなにあんたの飲み込みが早かろうと、覚えるべきことはまだまだいくらでもあるぞ。ここから本腰を入れて、ハースストーンのプレイについての基本的なことと、ついでにそんなに基本的じゃないことについても話そうじゃないか。

激白!カードの効果

ハースストーンのカードは大きく分けて、ミニオン、呪文、武器の3種類があることはもうわかってるよな。それと、ものすごくシンプルなカード(「キャラクター1体に6ダメージを与える」)もあれば、プレイした瞬間に効果が発生するカード、特定の条件が整った瞬間に効果が発生するカード、カードが場に出ている間ずっと効果を発生し続けるカードもあるってことも、わかってるはずだ。何枚かのカードの効果と、それらを組み合わせることでより強力な効果が得られるってことを、見てみようじゃないか。

ミニオンの能力

一部のミニオンは、そのミニオンが陣地にいる限り、継続して効果を発揮する能力を持つ。例えば、「レイドリーダー」は他のミニオン全てに攻撃力+1を付与する能力を持つし、「巣立ちのドラゴンホーク」は「疾風」の能力を持つぞ。

条件付き効果

これらが効果を発揮するには、それぞれ決まった条件がある。条件付き効果には、以下のようなものがあるぞ。

  • 雄叫び: ミニオンの「雄叫び」の能力は、そのミニオンを手札から使用した瞬間に発動する。例えば、「エルフの射手」の雄叫びは、あんたが選んだ対象に1ダメージを与えるぞ。
  • 秘策: 「秘策」は、特定の条件が整った時に初めて効果を発揮するタイプの呪文だ。例えば、秘策「スペルベンダー」は、相手がミニオン1体を対象として呪文を使ったときにだけ発動するぞ。
  • ミニオンの能力: 一部のミニオンの能力は、条件付きで発動する効果だ。例えば、「カルトの教祖」の条件付き効果(カードを1枚引く)は、味方のミニオンが死亡する度に発動するんだ。
  • 断末魔: 断末魔の能力は、そのミニオンが死亡した瞬間に発動する。例えば、「戦利品クレクレ君」が死亡すると、断末魔の効果により、あんたはカードを1枚引くことができるんだ。
  • 継続効果: 「疾風」や「王の祝福」などのカードは、その対象が盤上にある限りずっと効果を発揮し続ける。(あるいは、対象が、あらゆる継続効果を打ち消す「沈黙」の効果を受けるまで、だ)

組み合わせ

カードの効果を組み合わせることで、すさまじい効果を生むことがある。例えば…

  • 「巣立ちのドラゴンホーク」自体はちょっとした厄介者ってだけで、大した脅威じゃない…ただし、あんたが次のターンに「力の祝福」を使って、攻撃力+3の効果を2回分食らわせるまではな。こいつはキクぜ。
  • 「マッドボンバー」を使うのは少々リスキーだ、何しろ敵よりもあんたに与えるダメージの方が多いこともあり得るからな。ところが、「苦痛の侍祭」や「グルバシの狂戦士」のようなミニオンが自陣にいる場合、マッドボンバーの予測不能さが、優位へとつながる場合もある。
  • 「ナイフ・ジャグラー」は単体でも厄介だが、「ヴァイオレット・アイの講師」や「インプ使い」のようなミニオンと組み合わせることで、深刻な被害を巻き起こすことができる。

このゲームには、他にもこういったシナジーがとてもたくさん存在する。重要なことは、多くのカード効果は実際に他のカードの効果を増幅できるってことだ。カード同士の効果を組み合わせるとどうなるか、常に考えるようにな。もしかしたら、絶妙な2枚のカードの組み合わせをあんたが新しく発見して、対戦相手が度肝を抜かれるなんてこともあるかもな。

カード・アドバンテージ

時には、相手は上限の10枚近いカードを持っているが、自分は全部の手札を使い切れる、という状況になることもある。そのターンで相手を倒して勝利できる、という場合以外なら、わしからのアドバイスは「使い切るのはやめておけ」だ。何でかって?「カード・アドバンテージ」だよ。

簡単に言うと、カード・アドバンテージとは「カードを使える力」のことだ。手札をたくさん持っているほど、その時の状況に合ったカードを使える可能性は高くなる。より多く手札を持っていれば、あんたは「カード・アドバンテージ」を得ているというわけだ。同様に、陣地により多くのミニオンがいることも、カード・アドバンテージの一端として考えられる。敵よりも味方が多ければ、より有利な状況を作り出し、最大限の効果を得られるタイミングでカードを使用できるからな。

ハースストーンでカード・アドバンテージを得る主な方法は、「魔力なる知性」の効果や、「ガジェッツァンの競売人」のようなミニオンの能力による、カードのドロー効果だ。カード・アドバンテージを保持し続けるには、

手札を使い過ぎない

使用するカードの枚数を、優位を維持するために必要な分だけにすることだ。勝利が100%間違いないと確信したとき以外は、手札を全て使い切るのは避けるべきだな。

賢く交換する

ミニオンの戦闘を、チェスにおける駒の交換にたとえてみよう。相手のミニオン1体を倒すためにあんたのミニオンを3体犠牲にしたなら、そいつは良い交換とは言いがたい。同様に、あんたのカード1枚で相手のミニオン3体を倒せたとしたら、そいつは良い交換だ。

ドロー効果

カードを使うことと引くことのペースを上手に保つため、デッキにドロー効果を持つカードを追加することを検討してみな。

初心者プレイヤーへのヒント

攻撃呪文を対戦相手に直接当てればとどめを刺せるのに、うっかり「挑発」持ちのミニオンを除去するために使ってしまったメイジ。斧を振り回してミニオンに突進したら、ミニオンから受けたダメージでうっかり死んでしまったウォリアー。他にもずいぶんいろんなうっかりを見てきたもんさ。ここには基本的なコツをまとめてある。こいつをしっかり読んで、一つ上のレベルの戦いをしよう!

攻め過ぎないこと

必要以上にカードを使わないこと。特に、既にある程度相手をリードしてる時はな。相手が勝負の流れを一気にひっくり返すカードを引くかもしれないし、もしそうなったら、ありったけの手札が必要になるからな。

強化し過ぎないこと

強化カードは強力だが、デッキに大量の強化カードが入ってて、それを使うためのミニオンが少ししか入ってないとしたら、あんたはいいカモだぞ。同様に、同じミニオンだけをやたらと強化するのもお勧めできない。除去系の呪文の的にしてください、っていうようなもんだ。

ダメージ呪文を無駄に使わないこと

1ターン目に「魔力の矢」を使って対戦相手に3ダメージぽっち与える、なんていうのは、まさに強力なカードの無駄使いだ。こういうカードを使うなら、カード・アドバンテージを得られる交換のチャンスを待つべきだぞ。

万能のデッキを目指さないこと

強力な効果を発揮するカードの組み合わせをいくつもデッキに組み込んだ場合、期待通りの順番で正しいカードを引けないと困ったことになる。そして期待通りにならないのが現実ってもんだ。ごく少数の強力なシナジーと、一つの確固たる全体的な戦略に集中することだ。

カードを出し惜しみし過ぎないこと

ここまでに、手札を使い過ぎるな、呪文を無駄に使うな、って忠告してきたな。次の忠告は「いつまでもカードを出し惜しみするな」だ。呪文やミニオンを使うことで優位を得られるなら、すぐ使え!